転落事故を憂う

駅のホームから男が転落した

その男は見ることを障害されている人だった

黄色い点字ブロックを頼りに

歩いていただけなのに

足を踏みはずして線路に転落

自力で上がろうとしたそこに

電車が来てホームとの間に挟まれた

彼は亡くなった

多くの駅に敷設されている点字ブロック

でも多くがホームのフチ近く

落下防止線にされている点字ブロック

 

駅アナウンスでも黄色い線の内側を

歩いてくれと言っている

見ることを障害されている人は

ホームのフチ近くを歩き

見ることを障害されていない人は

ホームのフチから離れて歩く

位置関係が逆

誰よりも危険に近いところを

誰よりも歩きにくい人が歩く

なぜそうなるのだろう

それは敷設する側が

障害されている人たちの

気持ちを汲んでいないからか

いっしょに計画立てないからか

敷設してやっているという上から目線でいるからか

こういう事故は絶えない

 

鉄道会社よ国交省

全駅にホームドアを

もしくは点字ブロックをホームのフチから遠ざけて

あなたたちの罪は重い

 

先日の生TV番組で、お亡くなりになった方は土屋太鳳さんのトレーナーの方だったと知った。祈冥福(合掌)